ざっくりとわかるストライカープラスとエコマッププラスの違い
2019年03月28日 (木) [ECHOMAP Plus, STRIKER Plus]
見た目もほぼ同じ、価格差があるからストライカープラスが下位モデルだろうな?という位なら分かるけど、 「ストライカープラスとエコマッププラスは何が違うの?」と疑問に感じる方もいると思います。
ストライカープラスは一言で言えば、 チャープ発信魚探を身近に体験してもらうためにチャープ発信だけに重点に置き、その他の機能を極力排除してコストダウンを図ったエントリーモデル・・・なのですが、では排除されたものは何なのか?
この記事ではストライカープラスとエコマッププラスの機能の違いについて紹介します。
ストライカープラスは地図情報が非搭載
ストライカープラスには海岸線や浮標物、漁礁を示すような地図情報が搭載されていない、いわゆる白地図です。
購入後、初めて起動させた画面は真っ白な状態。 GPSから位置情報を取得した地点に自船を示すボートが表示されるだけです。
地図情報が無いと不便ですが、最低限の機能としてウェイポイント(目的地や港)の記録やそのウェイポイントまでのルート設定、QuickDraw Countours(クイックドローコンターズ)の収録/表示が行えます。
ストライカープラスは外部記憶媒体による保存ができません。
ストライカープラスにはMicroSDカードを挿入するスロットルがありません。
そのためウェイポイントのコピー/バックアップ、システムバージョンアップは行えません。
すべて内部記憶媒体に保存されます。
ストライカープラスはWi-Fiによるデータ連携はサポートしていません。
モバイルアプリActiveCaptain(アクティブキャプテン)を使ったWi-Fi接続はサポートしていません。
※APAC(アジア太平洋地域)製品のみの制限で欧米モデルは対応してるようです。
ストライカープラスにはNMEA通信はサポートしていません。
風速計やジャイロコンパス、オートパイロット、ヘディングセンサーといった外部デバイスとのデータ連携に使われるプロトコル通信規格【NMEA0183および2000】はサポートしていません。
※ウェイポイントや航跡の共有のみ一部モデルに対して可能です。
・ストライカープラス
・エコマッププラス(タッチパネルモデル 75sv・95sv除く)
・エコマップチャープ (生産終了モデル)
・ストライカー(生産終了モデル)
ストライカープラスはPanoptix(パノプティクス)はサポートしていません。
下方、前方のリアル情報を映し出す3Dソナー(パノプティクス)はサポートしていません。
ストライカープラス4、4cvは日本語メニューのサポートしていません。
エコマッププラス45cvは日本語メニューには対応していますが、ストライカープラス4、4cvは日本語表示への言語設定はありません。
※摂氏(℃)表示、メートル(m)表示への切り替えは全モデル可能です。
ストライカープラス 7sv、9svにはタッチパネルディスプレイのサポートしていません。
ストライカープラスでは全モデルタッチパネルディスプレイに対応していません。
まとめ
STRIKER Plus(ストライカープラス)
エコマッププラスと比較するとサポートしていない機能も多くありますが、あまり費用掛けずに話題のチャープ魚探を使いたい。他機種とのネットワーク構築までは考えていない。という方にはコストパフォーマンスの良い製品だと思います。 また地図データが無いとは言いましたが、前モデル(ストライカー)からQuickDraw Countours(クイックドローコンターズ)が追加されたことで、行った場所の海底地形を等深線として白地図に描写記録が出来るようになりました。これにより地図が無いという欠点も始めは不便でも海底地形が充実していくにつれて大分使いやすくなります。
EchoMAP Plus(エコマッププラス)
例えるなら魚探というよりパソコンに近い存在にも感じるほど拡張性が充実したモデルです。同じGARMINネットワークを有する他機*とのネットワーク連携で情報を共有することができ、 同種の振動子やセンサー類を2つ以上付ける必要がありません。75sv、95svに採用されているタッチパネルディスプレイは操作性が大幅に向上、視覚的に操作しやすくなっているのも特徴ですね。
*GPSMAP、AQUAMAPとは接続できません。